こんにちは、北海道でアドラー流のライフコーチをしています。 のっち(@nochinotch)です。
あなたは、自分の部下(もしくはパートナーや子ども)が思ったように動かない、意見を求めても何も言ってこない、もしくは自分というものが無い!なんて思っていませんか?
この悩み、自己理解をしていくことで改善されます。
この記事では、自己理解の方法、そして自己理解が他者理解に進むことについて書いています。
ぜひ、他者理解によって相手との理想的な関係を築いていって欲しいと思います。
まず先にやることは、自分を知ること
このような現実を変えたいと思ったら、まず先にやることは「自分を知ること」です。
目の前の相手や環境を「変えなきゃ!」と思うと、お互いにつらい人間関係を続けることになります。
実は、僕自身も、部下との関係に悩む一人でした。
相手に、「これが正しい」「こうするべき!」と正論をぶつけるだけでした。
相手も感情のある人間です。正論をぶつけても反発しか生まず、結局、それでは何も変わらなかったんです。
他人をコントロールしようしても上手くいかない
自分の部下(もしくはパートナーや子ども)が思ったように動かないことにストレスに感じている人はこんなことを思っているかもしれません。
- 相手が思ったように動かないのは、能力が低いからだ
- 言うだけ無駄、言ってもどうせ変わらない
- この相手といる自分は不運だ
- 意見を言って欲しいけど、いつも何も言わず黙ってばかりで改善のしようがない
- 自分が無さすぎる、もっと自分を持たなきゃダメだ
このように思っていていたら、状況は一向に改善されません。
このような思考は、他人を理解したつもりになってコントロールしよいとしやすくなる思考です。
さらに、これは「相手の理解」ではなく、自分の「解釈」に過ぎません。
勤務中に同僚と会話をしている部下を見たら、サボっていると「解釈」して、部下を責めるかもしれません。
実際は業務の会話の中で笑顔が出ているだけなのに、この上司は「サボっていないですぐに仕事に取り掛かれ!」と部下をコントロールしようとしているのです。
これは、相手に対して自分の解釈を投げつけて、その解釈に従って相手をコントロールしようとしているのです。
だから、目の前の現実は、ますます険悪な状況に変わっていくのです。
こういう状況にいる人は自分のことを理解していません。
自分のことを知らないのに、他人の気持ちを理解できないのは、実は当たり前のことなんです。
自分の解釈を他人への理解だと思い込んでいるんですね…
自分自身を知ること
では、目の前の現実が変わりはじめるのはどんなときでしょうか?
それは、自分を知って「自分の使い方」を変えてみた時です。
難しく考えないでくださいね。
自分を無理に変えることではありませんから。
大切なのは、自分自身を知ることです。
自分を知るとは、「どんなとき」、もしくは「どんなこと」に自分の心が反応するかを知ることです。
ここで一つ、あなたへ質問させてください。
自分の心が反応する場面についての質問です。
「今のあなたの(下の問い)なことは?」
(些細なことで構いません)
- 喜ぶことは?
- 避けたいことは?
- 感動することは?
- 感動する場所は?
もし、想像しても浮かびにくければ、同じ質問を過去形に言い換えてみて下さい。
「あなたがいままでに(下の問い)なことは?」
- 喜んだことは?
- 避けたかったことは?
- 感動したことは?
- 感動した場所は?
とりあえず出してみたけど…、これでいいのかなぁ?
くらいで、ぜんぜんオッケーです!
出したら、その中の一つ、どれかやってみようと思える事をやってみます。
感覚としては、やってみると言うよりも、「自分にやらせてみる」と言う感じです。
自分はいろいろ教えてくれる
そして、大切なのことがもう一つあります。
そのときの自分を観察することです。
やりっぱなしにしないで、観察します。
- そのとき何を感じているか
- どんな気持ちになっているか
- どんなことを考えているか
- 上3つの問いの答えを言ってみて、いまどんな気持ちがするか
- 他に何か感じたこと、気づいたことはあるか
慣れてくると、「自分はこんなにおしゃべりだったんだ!」と驚くかもしれません。
いちいち問いを出さなくても、自分が自分にいろいろ教えてくれます。
自己理解が進むと自分の使い方が変わる
こうやって自分のことを知っていくことは「自己理解」が進んいる状態です。
自己理解が進むと、自分の使い方が上手になります。
自分を使うと言うのは、手に馴染む道具が使いやすいように、自分自身の使い方が上手になると言うことです。
役者が役を演じ切るように
アスリートがぎりぎりのスポーツの中で「最大限のパフォーマンス」を発揮するように
そのとき、その場面で、どんな自分を使うのが「自分にとって良い」のか、がわかってきます。
例えば、赤ちゃんの前で自然と笑顔になるのは、赤ちゃんを見て笑顔になる自分を「使っている」からです。
やろうと思えば、ムスッとすることも(物理的には)出来るのです。
もし、このときに苦手な上司が近くにいて、叱責を警戒していたら、目の前に赤ちゃんが居ても険しい顔をしているかもしれません。
でも、このとき、自分には叱責される理由はないと、上司へ向かっている意識を目の前の赤ちゃんに向けたら、同じ状況でも、赤ちゃんにニッコリする自分になるかも知れません。
これが自分を使うということです。
そして、このニッコリした自分と警戒している自分ではまわりに対する影響が違います。
上司との関係性が変わる可能性も高い自分なんですね♫
自己理解によって他者理解も進む
そしてあるとき「他人が自分が感じたのと同じ感情、感覚を感じている」と自分が感じられることに気がつきます。
自分への理解が深まった分だけ、相手への理解も深まったからです。
このように、自己理解が進むことで他者理解も自然と進んでいきます。
最初は「こうすべき!」と相手をコントロールすることしか知らなかったのです。
しかし、自己理解が進むと、相手の感情が理解できるように変わっていきます。
こうなると、今までとは明らかに違います。
今まで気づかなかった相手の内面に気がつき、寄り添っていけるようになります。
こうなると関係は良い方向に変わっていくのです。
まとめ
あなたの目の前の現実は、自己理解が進める中で、少しずつ変わっていきます。
しかし、それには少し時間が掛かります。
もしかしたら、途中でやめたくなるかも知れません。
人間関係の変化は、スポーツを身につけるのと似ています。
やり方を知っただけでは、変化は起きないのです。
日々の努力(ある意味、トレーニング)によって、少しずつ変化を実感していきます。
ライフコーチと言う職業が存在するのも、そのため(継続して人生をともに伴走する)なんです。
そして、今日の内容は自己理解のほんの一面です。
この記事をきっかけに、自分探究の旅も楽しんでくださいね♫
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