行動のきっかけにあえて使うなら、「やるべき/やらねば」も悪くない

こんにちは、北海道のプロコーチ のっち(@nochinotch)です。

「やるべき/やらねば」を使って行動のスイッチを入れていますが、これで良いのか悩んでいます、という相談がありました。

今回は、この相談内容を使って「やりたいこと」と「やるべき/やらねば」について考えてみます。

目次

やりたいと思って行動出来ませんと相談されました

今回の相談者からの相談はこんな内容です。
(分かりやすく一部を要約しています)

手作りパンのお店を開いて人に喜んで喜んでもらいたいと思っています。
最近に読んだ本には「やるべき/やらねば」をではなく、「やりたいこと」を楽しんですると実現すると書いてありました。
パンを作ることは楽しいので、いくらでもやれますが、パン作り以外のこと(準備や事務的なこと)は、なかなかやる気が起きません。いつもやらねばと思ってやってるのですが、やめたほうが良いのでしょうか?

のっち

余談ですが、今回のテーマは相談者の許可を得ています♪

「やるべき/やらねば」は手放したほうが良い

「やるべき/やらねば」は手放したほうが良いのでしょうか?

はい、絶対に手放したほうが良いです!

なぜなら

「やるべき/やらねば」は、思考や行動を制限する考え方だからです。

次のような考えで思考や行動を制限します。

  • 〜するべきだから( ○○は出来ない )
  • 本当は○○したいけど 、〜しなければならない
  • わたしは( 〜のように )あるべき

そして、この考え方は自分だけじゃなく、相手にも向いていきます。

「わたしは〇〇しているのだから、あなたも〇〇するべき」だと思いやすいんです。

のっち

相手もそうすべきだと思うからトゲトゲしくなり、人間関係が悪化しやすいです

「やるべき/やらねば」は完璧主義になりやすい

そして、理由はもうひとつあります。

それは完璧主義になりやすいことです。

完璧主義になると自分が出来ないことにイライラして、些細なことに不満をため込んみやすくなります。

出来柔軟な考えが持ちにくく、とてもストレスがかかる状態になります。

のっち

やるべきって思った時は、「まぁいいか♪」と声に出して手放しちゃいましょう♪

「やりたいこと」は「やめられないこと」と区別がつきにくい

では、次に「やりたいこと」について考えてみます。

実は「やりたいこと」は「やめられないこと」と区別がつきにくいのです。

わかるように説明します

  • やりたいこと…子供の頃に親に隠れてやったTVゲームのような、いても立ってもいられないワクワクすること →起きる感情は快感情
  • やめられないこと…ダイエット中についスイーツを食べてしまった時のように、強い一時的な欲求によってやってしまうこと →起きる感情は快感情

「やめられないこと」は決して「やりたいこと」ではありません、むしろ「やらなきゃよかった」と後悔するようなことです。

しかし、やりたいという強い一時的な欲求に対して、行動を起こすと快感情がおこるので、一時的に満たされる感覚になります。

「食べたい」→「食べる」→「快感情」を感じる→満たされる

それに対し、ダイエット中だから「食べない」の場合は、行動(食べない)の先で「欲しい未来」が手に入ります。

けれど、そのための行動自体は苦痛(不快感情)に結びついています。

すぐに手に入らない未来には感情が起こりにくく、行動で感じる感情に影響を受けるのです。

やめられないことをやったときに、あたかも「やりたいこと」のように感じてしまうのです。

その結果、苦痛に結びついているので、その行動を先送りしたり、挫折を繰り返したりします。

のっち

食べちゃうが快で、食べないは苦痛だから、続かないんだね

行動の動機として「やるべき/やらねば」を使うのはOK

改めて、今回のケースを考えてみます。

今回のケースは、その行動の結果で「手に入る未来」が自分が望む未来です(手づくりパンの店を開く)。

パン作り以外の準備(事務的なことなど)を「やるべき/やらねば」と思ってやっています。

実はこれ、そこまで悪くありません。

それで望む未来に近づけるためにこの行動の動機として「やるべき/やらねば」を使っている状態です。

この場合は欲しい未来へ向かう行動なので、やりながら楽しくなるかもしれません。

他の人に助け(得意な人に委託する)を依頼する事も出来るかもしれません。

あくまでもケースバイケースですが、行動スイッチとして「やるべき/やらねば」と思ったほうが自分が行動しやすいなら、使っても問題ないとうことです。

行動することで変化が起きて、状況が動き出す可能性も高まります。

のっち

行動を「すること自体」が目的になったら、それは良くないので注意してくださいね。

まとめ

行動のきっかけとして「やるべき/やらねば」を使うのはOKです!

大切なのは、どう行動するかよりも「その先」です。

「○○するべき」ではなく「〇〇したい」が大切です。

そのために「やるべき/やらねば」を使うと行動のエネルギーが湧くなら良いのです。

あなたが欲しい未来につながっているか
実際に行動を起こす活力が湧くか

これが大切です。

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この記事を書いた人

北海道のプロコーチのっちです。アドラー心理学をベースにしたコーチングとコミュニケーションを教えています。
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