コーチングとカウンセリングの違いってなに?

こんにちは、北海道でアドラー流のライフコーチをしています。 野地 基記(プロフィール)です。

この記事では、意外と知らないコーチングとカウンセリングの違いについて書いています。

目次

コーチングとカウンセリングについて

野地 基記

ただ単に紹介するだけじゃなくって、コーチングとカウンセリングの違いやどんな人に向いているのか?
っていうことなんかもお伝えしていこうと思います。

実際にコーチング、カウンセリングを受けるときに

失敗しないためのポイントについてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次から飛べるようになってますので、ご活用ください。

それでは本題です。

コーチングやカウンセリングはどんなものだと思いますか?

コーチングやカウンセリングって、よく分からない人も多いと思います。

残念ながらコーチングに関しては、日本での認知度は、まだまだ低い状況にあります。

野地 基記

ライフコーチをやっていると、何かスポーツのコーチですか?って良く言われます。

僕の場合…

実際僕はパニック障害という病気を発症しました。
この病気を発症してから実際に心療内科に行ってみようと思えるまでに2年かかりました。

人に知られたくない、恥ずかしいものって思っていたんです。
その後、コーチングやカウンセリングによって病気が治るまで(寛解するまで)にはそこからさらに2年かかりました。

悩みや問題があったらカウンセリング、コーチングを受けると良いのです。

しかし認知度が低いので、気軽に受けるものにはなっていないんです。

野地 基記

本当は、風邪を引いたら病院に行き、虫歯になったら歯医者に行くのと同じなんですよね。

コーチングやカウンセリングには気軽さがなく、閉鎖的な環境が視野を狭くするので

多くの人が悩みや問題をひとりで抱え込んでしまう現状があります。

そしてあるとき、張り詰めた糸がぷつりと切れてしまうように、心が折れてしまい「うつ病」になってしまうんです。

このような人が今の世の中には本当にたくさんいます。

そうなる前に、コーチング、カウンセリングを受けて欲しいと思います。

コーチング、カウンセリングは、ともにクライアントの心が前向きになって内的なエネルギーが高まっている状態を目指します。

コーチングとカウンセリングの違い

コーチングとカウンセリングの違いについて解説します。

カウンセリングの特徴

クライアントが、対話を通してまだ自分でも気づいていなかった「本来の自分」に気がついていきます。

その生まれ持ったすべて(潜在的な自己)を発揮することによって、人間としての最善、自分の理想とする存在に近づいて行こうとすることを目指します。

つまり自己実現していく状態になることです。

コーチングの特徴

人間的な成長を促す「カウンセリング」と違って「目標達成」や「課題解決」そのものを扱います。

自己実現に向けて「目標を達成していくこと」「持っている悩みや問題の直接的な解決をしていくこと」が目的です。

この図は「コーチング」と「カウンセリング」と「クライアント(相談者、受ける人)」の心の状態の関係を表した図です。

カウンセリングとは

コーチング・カウンセリングの理解は、それを活用するために大切なことなので、もう少し詳しく解説していきます。

野地 基記

まずは、カウンセリングから説明しますね。

カウンセリングが有用な理由

不安や悩みのもとになっている「問題」の中にどっぷり浸かっている状態では、なかなか現状を打開する解決策を考えることはできません。
どんなに頑張っても、どうにもならないとマイナスな側面にばかり意識が向かってしまうからです。
そんなときには考えても無駄なことばかりを無限ループで考え続けてしまう状態に陥っています。
解決策を考える前に、落ち着いて考えられる状態になることが先なんです。

カウンセリングによって「悩み・問題の中に浸かりきっている状態」から抜け出していきます。

「悩み・問題」はそこにあるけれど、一旦そこから抜け出して向き合っていける状態になっていきます。

野地 基記

「悩み・問題」は、乗り越えていく「課題」に変わっていきます。

その問題を「解決する」から悩みが消える訳ではないのです。

「悩んでいる」状態から抜けるからこそ、解決策が見つけられるのです。

カウンセリングによってクライアントは自分自身をより深く見つめ直し、どんどん自己理解が深まっていきます。

自分を知ることの中から可能性や希望に気がつき、心が前向きになって内的なエネルギーが高まっていくのです。

さらに、自分を深く知ることで他人のことも理解できるようになります。

その結果、他人とのコミュニケーションが自然と変化して「人間関係が大きく変わった」「その後の人生が激変した」という人も少なくないのです。

コーチングとは

コーチングは人間的な成長を促すカウンセリングと違い、悩みや問題、そのものの「解決」や「目標達成」を目指します。

コーチングが有用な理由

「自分が実現したい夢」や「達成したい目標」があって(そのことにまだ気がついていなくても)、それを達成していく、夢の実現に向けて進んでいく「意欲・エネルギー」があるときにコーチングの有用性はとても高いです。
コーチングでは、悩みや問題の原因について深く向き合うよりも、解決側、未来側にフォーカスしていきます。

コーチングの基本モデルであるGROWモデルが一番最初にやるこはゴールを描くことです。

G=「ゴール(理想の目標)」を達成した後の状態を描くことからはじまります。

その後で

R=「リアリティ(現状)」と「リソース(強みや才能などのすでにクライアントが持っている資源)」を確認します。

次に

O=「オプションズ(解決策、複数ある選択肢)」を確認します。

そして最後に

W=「Will(意思決定)」をしていくのです。

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ゴールイメージ、プロセスイメージを持つことでゴールへ進むエネルギーが高まっていきます。

コーチングは未来側とお伝えしましたが、未来だけじゃなくて過去の体験を振り返ることもよくあります。

アプローチはいろいろあっても、最後に向かうのが未来側なのは変わりません。

これがコーチングとカウンセリングの違いです。

コーチングとカウンセリングの両方を行うのは

そしてコーチングとカウンセリングの境界線をあまり明確に設けていないコーチングを提供するコーチもいます。

野地 基記

実は僕もその一人です。

僕はコーチングを主として扱っていますが、必要に応じてコーチングもカウンセリングも同じセッションのなかで行います(場合によってはカウンセリングだけを行うことも)。

なぜか、というとコーチングだけではクライアントが前に進みにくい場合があるからです。

自分が車になったと想像してください。


それもガソリンの残量が少なくなってしまった車です。
そして思ったように加速しない車です。
原因はわかりませんが、エンジンに不具合のある欠陥車なのかもしれません。
自分がそんな状態の車だとしたら「本当に望む目的地は?」のように未来側の問いを出されたとしても答えを出しにくいと思います。
自分のエンジンには欠陥があるかもしれない、エンジンが掛からなかったらどうしようと不安・気がかりを持っている状態です。
落ち着いて未来のことを考えにくいです。

そこで、まずはカウンセリングが有用なんです。

クライアントと対話を続けていく中で、自分の中にある「自分を生きづらくしている思い込み」が無くなっていき、自分には力強いエンジンがちゃんとあるんだって気づくんです。

そうやって自分の思い込みや認知が変わっていくなかで、あるとき「思ったように加速しないのはエンジンのせいでは無くて、自分がアクセルをしっかりと踏み込めていなかったからだ」と自分自身で気がついていくのです。

そして、カウンセリングによって前に進んでいける状態になったら、そこから先はコーチングの領域です。

野地 基記

やっとコーチングの出番です!

自分は本当はどこに行きたいのか、どうやって進んでいけば良いのか?

コーチングによって「自分の心が動くようなこと」「自分が本当にやりたいこと」「達成したい目標」を見つけていきます。

そして「それに向かって何ができるか?」と考えながら、一歩づつステップを登っていきます。

自分自身を存分に使いこなして、本当に望む目的地に向かって行くのです。

このように、カウンセリングとコーチングの両方を使うことで、クライアントが「自分の力」で「自分が本当に望む方向」に進んでいくことをサポートするのが僕の流派のコーチングです。


野地 基記

ここで少し、僕自身の話をします。

僕は、ライフコーチになる前にはコーチングってよく分からなかったし、カウンセリングは敷居が高いものだと思っていました。

その当時はサラリーマンで、上司との関係に悩んでいました。

それはどうにもならないものだと思い込んでいたので、ひたすら我慢して耐えていました。

いくら頑丈な鎖であっても、強い力で引っ張り続けたらいつかは切れます。

最終的にパニック障害を発症しました。

野地 基記

発症のきっかけは些細なことです

健康診断で頭のMRIを撮っていたときに、ふと知り合いがMRIが苦手だと言っていたことを思い出したんです。

「その知り合いが言っている状況って、今のこの状況だよな〜」って想像した瞬間、急に理由のない恐怖を感じました。

そして気がつくとMRIから抜け出していました。

まるで海で溺れている人のようにパニック状態になってしまったのです。

野地 基記

でもそのことは、妻には話さず1人で抱えました。

ばかばかしいと思うかもしれませんが、妻に話したら、今度は妻にも自分と同じことが起きるかもしれないって、本気で思ってしまったのです。

その後、数年間は、本当に辛い日々を過ごしました。

もし、あのときコーチやカウンセラーの存在が身近にあったら、もっと楽に生きられたなぁと思います。

この記事を読んでくれているあなたは我慢して無理しないでくださいね。

コーチング・カウンセリングを受けて失敗しないために

最後にコーチング、カウンセリングを受けたことあるけど、そんなに良いものではない!って思う、人もいると思います。

野地 基記

コーチング、カウンセリングでは、コーチ、カウンセラーとの相性がとても重要です。

コーチやカウンセラーの中には通常のセッション料金とは別に特別安い金額で体験セッションを設定している人も多くいます。

この体験セッションだけでは全てのものが解決するとは言いませんが、少なくてもコーチング、カウンセリングがどういったものか試してみることは出来ます。

そして、もちろんそれだけではなくて、そのコーチ(もしくはカウンセラー)と自分との相性も感じることができます。

中には、クライアントに自分の考えや理想を押し付けてしまう残念な考え方のコーチ、カウンセラーがいることも否めない事実です。

でも、それは、たまたまその時のコーチ、カウンセラーが自分に合わなかっただけかもしれません。

それだけでコーチング、カウンセリングが自分に役に立たないとは思うのは早計です。

野地 基記

このブログをみて、少しでも心が動いた人は、体験セッションをフル活用して、自分にあったコーチ・カウンセラーを探してみてください。

自分に合うコーチ・カウンセラーと出会ったときに、あなたの人生は驚くほど変化していきます。

そのとき、世の中が明るく見えることに驚きと感動を味わうことでしょう。

まとめ

この記事ではコーチングとカウンセリングについて解説しました。

コーチング、カウンセリングには、数多くの流派が存在するので、この記事の内容が「全ての流派」に共通するわけではありません。

それでも、根本にあるものは共通しています。

この記事を参考に、数あるコーチング・カウンセリングの中から自分にあったものを見つけ人生を望む方向に進めていってください。

野地 基記

そしてもちろん、このブログをみて僕のコーチング、カウンセリングに興味を持ってくれたのなら、それは本当に嬉しく思います。ぜひ、ご相談ください。

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この記事を書いた人

北海道のプロコーチのっちです。アドラー心理学をベースにしたコーチングとコミュニケーションを教えています。
コミュニケーションのアップデートであなたらしい人生をデザイン!
自分らしい人生を見つける専門家

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